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燃料を真剣に考えてみる(ドラガス、アルコール) 1

燃料をコストから考える

 

現在タイムアタックには、燃料のレギュレーションはありません
この事が非常に自体を難しくさせています

通常競技のカテゴリーでは、燃料が決まり、決まった燃料の上で、エンジンの仕様が決まってきます。

日本のチューニングカーに関しては、長いことこの辺が曖昧でした。この辺は、知識不足や経験不足もあるでしょう。

燃料に関して、少しでも知って貰い、有利に使って頂ければと思っています。

よく聞かれる質問は

  • 燃料を使うメリット、デメリット
  • アルコール系との違い
  • 有鉛と無鉛の違い

この辺なのですが、その前に、高い、高いと言われるのでそこの解説です。

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イメージですが
ドラガスや、アルコール燃料は、ガソリンより高い。
これが一般的なイメージです

これは、ある意味で正解です。
ただ、例外があります
判りやすく、コストから解説します。

【対象はこんな方w】

  • エンジン&補記関連に300万以上掛けている
  • 空力パーツに100万以上掛けている
  • 新品タイヤを削って使う

この3つ当てはまる人は、是非、読み進めてください!

【想定例】
タイヤ代1セット 20万円(295/30/18を想定)
エンジンは年5回使い、2年でオーバーホールと仮定
・1回のランニングコスト
エンジン消耗費+タイヤ代 = 50万円です

1回の走行で20周走るとして燃費1キロ(筑波計算)で 40L燃料は必要です。
弊社の商品が 34000円として 税込み72000円

粗く計算しますが1周辺り 3500円のコスト増加です

 

弊社の平均データで想定すると
【参考数値】

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  • ロータリー ブースト 1.2キロ 500馬力 が 弊社の燃料使用で 550馬力 +50馬力
  • SRエンジン ブースト 2.0キロ 600馬力 が → 720馬力 + 120馬力
  • RB26エンジン ブースト 1.8キロ 800馬力 が → 950馬力 + 150馬力

ほとんどのショップが社外秘なのでなかなか詳細をお伝えできませんが

  • ブースト&回転数が掛けられれば掛けられるほど、数値は上昇
  • 最終馬力はオクタン価比例です、トルク特性の差が、各燃料の差になります

燃料チューニングは、コストパフォーマンスが非常に高いチューニングです。

面白いのが、そこまで追求した会社が少ないことです。
市販燃料を同条件、同一テストした会社とかは何社有るんだろうと考えて居ます

 

ここで計算です

【計算】
タイヤ1セット新品を持ち込むとして、走れるのは良くて5周
つまり、その間に使う経費は

エンジン(30万) + タイヤ(20万) +ガソリン(2万) として 2/52 

つまり ガソリンに掛かるコストは、たったの3.8%です。

エンジンの費用+ライフ+走行回数で各自で計算してみてください。驚くほど、ガソリンのコストが低いことに気付くはずです。それで、最低でも、50馬力がリスク無く手に入ります。

NOS等の商品みたいに、マネージメントが必要な商品でもありません。強いて言えば、使用後抜くことだけです。

 

それで上記のトルクが得られ
ガソリンに無いメリットも得られることが出来ます。

1馬力得るのに幾らでしょうか?
軽量化に何グラムとか、タイヤを削る
その情熱は素晴らしいです

そこまでやるなら、なぜ、燃料をもっと考え無いの?と思ってきました。
今まで使わず嫌いだった方、エンジンの消耗度&タイヤのコストよりも圧倒的に安いですので、タイムを狙う時には一度ご検討ください。

タイヤ削るなら、燃料いっとけ♪

真剣に考えていますw

次は、燃料の種類に対して説明します

 

九州の速いGTRはFuel Evoを選択

「九州の速いRは Fuel Evoを選んだ」

遅くなりましたが報告
結果論的に32,33,34と為ってしまいましたが
九州のプロGTRクラスの速い車輌は、Fuel Evoです♪

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デイサイド salt-R 号
弊社の燃料でベスト更新
おめでとうございます

ドライバーの塩爺様
一度は、弊社の商品を選択して頂いて居たのですが
当時、私の知識不足もあり
上手く使いこなして頂けませんでした(燃料が混ぜ物禁止と言う事)

時は経て、小笠原社長の鶴の声もあり
再度テスト
今回の結果に結びつきました

小笠原社長からも、
・トルクカーブの変化
・エンジンへの優しさ
この2点にお褒めの言葉を頂きました
今後は、周回でもテストして頂けるそうです。

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周回と異なり
スタートラインに並ぶ前で勝負が決まってしまうのがドラッグ競技です。そのトップレベルのユーザーの方に選択されているのは、嬉しい限り。これからも精進します。

デイサイド
http://www.decide226.co.jp/

アクティブ
http://g-active.co.jp/

リキャップ
http://ricap.net/

[お問い合わせ]
レッドツリー株式会社 担当 赤木 078-576-8191
九州
ブレイブ 担当 木村迄 0946-28-7818

ドラガスを考える(レースガス) その3

ドラガスを考える(レースガス) その3

ここ最近、ユーザーから上がってきた情報を公開します
従来の情報と被る場合は、申し訳ありません

弊社の燃料の目標は
HKSのドラッグガス
パワーを追求するならスタンダード

今では、アルコールという選択があるにせよ
HKSのドラガスが中心であることに変わりはありません

その上で、何度も書いておりますが
エンジンは燃料に会わせて作る物です
言葉を換えるとレギュレーションありきで,エンジンその他の仕様が決まります

通常のガソリン仕様で作って
後で、他の燃料に変更というのは、モータースポーツ業界ではあり得ないのです

つまり
ガソリン<ドラガス<E85<アルコール
ドラガスまでは飛び込めても、E85迄行くと使い切るには車の仕様変更が必要になってきます

ここから本音トークです
現在、気軽に手に入るレースガスは4種類(E85は入れてません)
・HKS
・ELF
・SUNOCO
・Fuel Evo

この4種類を端的に表すと
HKSとFuel Evoは同じ方向性
ELFはアルコールに近い
SUNOCOは、ハイオクの延長線上

冬場の冷間時の始動性は弊社がトップ
100%でセッティング無しでも、始動した例を数件目撃しています

次の特徴が、セッティングしやすい。
つまり、CPUの性能差、チューナーの技量の差が出にくい
9割のセッティングまでなら、かなり早いです。

ここは、燃料の比較テストをして頂いた日本のMoTec代理店であり、弊社野製品の代理店でもあるAVO様に教えて頂きました。

MoTecは使いこなす人が100%使いこなせば市販されている中で、世界最高の自動車用ECUです
市販燃料の比較テストの結果を聞きましたが、その内容はすさまじかったです
逆にそこまで追い込める人っているのだろうか?と思うような内容でした。
勿論、私にとっては、自身持って営業できる内容でした。

燃料って面白いのですが
理屈っぽい人でも、しっかり同環境で比較テストして、評価して頂いた人は今まで6人。
たったそれだけなのです。つまり、それほど、重要視してない人が多いのです。
今回の目的の具体的に数値を言います
某チューナーから聞いた数値です(約5年ほど使って頂いて居るショップ様)
HKSでセッティングしていた時、AFを12以上追い込んでいたのが、Fuel Evoに変えてから11近辺で同じ以上の数値が出る、点火時期だけでも4から7程度下げられるので、そこだけでも作る側としては気分が楽だと。
高いから、何度も変えようと思ったけど、やっぱり良いと評価してくれました^^;

それと最近標榜しているのですが
ドラガスって使うのどのタイミングですか?と言う事です
フレッシュ削りの一発アタックに使うなら
ランニングコスト幾らですか?

ガソリンは天でもたった4万円
もっと言うと、エンジンの燃費計算してみてください!
冷静に計算すれば、ガソリンで100馬力以上乗るなら安いもんですよ。
ただ、一番の違いは、簡単で、新鮮な製品です。
これは、大手には真似できない事ですから。

作って1週間以内に納品

弊社のが劣化するのではなく、ガソリンベースなので、全部同じです。
それなら、納品早い商品が良いに決まっている。
詳しい話は余り書けないので
いつでも、赤木までご連絡お願いします
パワーアップだけでなく、色々活用方法ありますので